引接寺(いんじょうじ)千本ゑんま堂で閻魔大王に会う
引接寺は閻魔大王をご本尊としている珍しいお寺で、小野篁に所縁のお寺でもあります。
かつての京都三大墓地(化野、鳥辺野、蓮台野)の一つ、蓮台野の入り口にあったお寺で、引接=仏が衆生を救いとって極楽に導くといわれています。
平安時代、引接寺前の千本通りは死者を野ざらしに葬る風葬の地でした。沢山の死者が通り、卒塔婆がたくさん立っていたことから「千本通り」呼ばれるようになったそうです。
小野篁は野ざらしだった死者を埋葬する風習に改めていきました。
この記事では霊能者の祖母や審神者(さにわ)の祖父をもち、自らも「神様と話ができる」という桜井識子さんが発信されている情報も混じえて引接寺のご紹介をしていきたいと思います。ぜひ参拝の参考にしてみてください!
引接寺参拝のおすすめポイント
桜井識子さんが著書やブログで紹介されてる引接寺を参拝する際のオススメポイントをまとめてみました。
ご本尊の閻魔像
本殿にあるご本尊の本尊閻魔法王には魂が入っていて、桜井識子さんがこのお寺を参拝した時に閻魔大王とお話をされています。左右の司命と司録という補佐官像とも会話をされています。
とても怖い形相をしている閻魔大王ですが、大変優しい存在なのだと桜井識子さんはおっしゃっています。
「できるだけ人間を地獄へ落とさない、ひとりでも多く救いたい、そんな思いを持った閻魔大王なのでした。」
桜井識子さん著書『京都でひっそりスピリチュアル』より
引接寺へのアクセス拝観料について
所在地 | 〒602-8307 京都市上京区千本通蘆山寺上ル閻魔前町34 |
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交通アクセス | 市バス「乾隆校前」または「千本鞍馬口」下車、徒歩約2分 |
参拝時間 | 行事のない日 9:30~16:00 塔婆流し参加 9:00~16:00 スライド紙芝居で知る閻魔王 不定期公開(お問い合わせください。) |
料金 | 本堂拝観 500円 塔婆流し参加 300円 スライド紙芝居で知る閻魔王 志納 |
問い合わせ先 | 075-462-3332 |
公式ホームページ | http://yenmado.blogspot.com |
引接寺周辺のみどころ
ここからは私が個人的にオススメしたい引接寺参拝のポイントになります。もし宜しければご覧ください(*ᴗˬᴗ)
引接寺の普賢象桜
普賢象桜といえば、京都では引接寺(千本ゑんま堂)
遅咲き桜の穴場スポットとして隠れ名所となっています。
花の中央に変わり葉(雄しべが変形したもの)があり、これが普賢菩薩が乗る白い象の鼻又は牙に似ていることからこの名前がついたそうです。
散る時は花びらではなく、椿のように花冠のままボトっと落ちるのも普賢象桜の特徴です。
紫式部の供養塔と銅像
紫式部は源氏物語に実名で色々な登場人物を出して、嘘の恋愛物語を作成し自分の知名度アップ等に勤しんだということで閻魔大王に刑罰を受けているといわれていたようです。
そこで、閻魔大王が祀られている引接寺の境内に紫式部の供養塔と銅像が建てられたそうです。
強運節分会〜こんにゃく煮き〜
引接寺の節分会では「福は内、鬼は外!」とは言わず「福は内、鬼も内!」と言いながら、豆をまきます。
豆まきは季節の変わり目には邪気(鬼)が生じると考えられており、それを追い払うための悪霊ばらい行事の一つです。
そして、引接寺の強運節分会といえば「厄除けこんにゃく煮き」です。
こんにゃくは裏表がないので、嘘を悪とするえんま様の大好物なのだそうです。
また、薄く楕円形にスライスされたこんにゃくは、えんま様が抜いた舌をイメージしているのだとか!
最後に
今回の記事は桜井識子さんの著書『京都でひっそりスピリチュアル』に載っている引接寺の見どころをまとめてみました。
桜井識子さんは引接寺の参拝で地獄は本当に存在するのだと認識されました。体を焼かれ続けるとかそういったものではないそうなのですが、死んだのちに自分が元いた心地よい場所に帰るためには、地獄に落ちないために道を外さずにまっすぐ生きなければ!と思いを強くされたようです。
どのような人生がベストなのか、詳しくは桜井識子さんの著書をご覧ください↓↓↓
京都でひっそりスピリチュアル(文庫版)
引接寺について書かれている桜井識子さんのブログはこちらです⇒志明院と引接寺
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