瀧尾(たきお)神社と龍の伝説
瀧尾神社は奈良街道に面して建つ朱色の大きな鳥居が印象的な神社です。
創建は不明ですが、源平盛衰記に旧名の武鶏ノ社の名で登場するほど古い歴史があり、平安時代には存在していたようです。
現在の場所は、豊臣秀吉の大仏殿建立に伴う移転で移って来ました。
本殿は貴船神社奥院旧殿が移築されたもので、立派な唐破風の向拝は金の飾りが施され豪華です。
この神社にある木彫りの龍は夜ごと水を飲みに動き回っていたという伝説ができるほど見事なものです。
また回廊に施された龍・十二支・麒麟など、数多くの表情豊かな彫刻も見どころです。
大丸百貨店に縁の深いお寺で、創業家下村家が繁栄の感謝から、多額の資金をかけて本殿・拝殿・手水舎・絵馬舎を整備されました。
このことから「金運・仕事運に御利益があるパワースポット」として知られています。
瀧尾神社参拝のおすすめポイント
この記事では霊能者の祖母と審神者の祖父を持ち、ご自身も神仏の声を直接聞くことができる桜井識子さんが、著書やブログで紹介されてる瀧尾神社を参拝する際のオススメポイントをまとめてみました。
拝殿天井の龍の彫刻で縁起の良い「気」を振りかけてもらう
拝殿の天井には全長8mに及ぶ巨大な木彫りの龍があります。
あまりの迫力に夜な夜な水を飲みに動きだすという都市伝説もあるほど、江戸時代の職人技が光る逸品です。
普段は拝殿の外からしか見られないですが、辰年は期間限定で拝殿に昇って真下から見ることができます。
『右顔から見るところが、一番神気を感じられます。「入っておられるなぁ」と神様の存在がわかります。』
『龍からは縁起のよい「き」が放出されていました。ご祭神が龍を見ている人に振りかけているのです。』
桜井識子さんの著書『龍で開運!運気爆発を叶えるすごい神様』より
※7月中旬ごろから7月末までの祇園祭り期間中は、地元百貨店の展示で龍頭が取り外され胴体のみになっています。
瀧尾神社へのアクセス拝観料について
所在地 | 〒605-0981 京都府京都市東山区本町11-718 |
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交通アクセス | JR東福寺駅より徒歩3分 |
参拝時間 | 24時間 |
料金 | 参拝料:無料 (辰年は拝観料500円で拝殿内に入れる) |
瀧尾神社参拝のみどころ
ここからは私が個人的にオススメしたい瀧尾神社のみどころになります。もし宜しければご覧ください(*ᴗˬᴗ)
元祖・福助さん
瀧尾神社で授与されている福助人形は大丸の創業者である下村彦右衛門をモデルに作られているそうです。
彦右衛門さんは、背が低く、頭の大きな人でしたが、愛想が良く、愛嬌がありました。
伏見のお店から京の都に毎日行商に出かける際、瀧尾神社に朝晩欠かさずお参されたそうです。
十年余りに辛く苦しい行商の末、富を築いた彦右衛門さんはそのお礼として困っている人々の救済活動をしました。衣服や金子を施し、炊き出しを振る舞うなどを長年に渡って行いました。
次第に人々は、「福の神のような人や」と呼び始めて、福助さんの愛称が生まれたそうです。
そこで伏見稲荷の人形師が挙って「福助人形」を作り出して、全国に広まりました。
最後に
今回の記事は桜井識子さんの著書『龍で開運!運気爆発を叶えるすごい神様』に載っている瀧尾神社参拝の見どころをまとめてみました。
瀧尾神社は住宅街に囲まれていて境内に入りやすい神社です。
桜井識子さんによると、思いやりのある神様なので祈願は叶いやすいとのことです。
普段は周囲に東福寺など有名な観光地があるためか、訪れる人も少なく静かな神社なため、じっくり願掛けができる穴場スポットです。(辰年の初詣は長蛇の列ができるほど人気スポットとなります。)
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瀧尾神社について書かれている桜井識子さんのブログはこちらです⇒瀧尾神社 ~京都府~