再度山・大龍寺 ― 弘法大師ゆかりの古刹
再度山・大龍寺
大龍寺(兵庫県神戸市・再度山)は、東寺真言宗の別格本山で本尊は如意輪観音。768年に和気清麻呂が開山し、称徳天皇の勅願寺とされる古刹です。弘法大師・空海が唐へ渡る前後に二度参拝したことから「再度山」の名が生まれました。
太龍寺ー由緒の始まり

- 清麿公が夢で僧侶を見た → 実際にその姿の仏像(如意輪観音)を授かる
- 刺客に襲われた際、龍と観音の霊験で救われる
- この出来事を契機に寺院を建立
大龍寺の本尊と信仰

- ご本尊は「聖如意輪観世音菩薩」
- 「毘沙門天」「大黒天」「弁財天」を祀るお堂もあり、「神戸七福神」の一つ
大龍寺参拝のポイント
六甲山の山中に位置し、山道を経て参拝
六甲の山の中を走りまわって、やっと着いたという印象でした。山道ですから、ぐるぐるとカープだらけで、助手席に乗っていたら絶対に酔うだろうな~、という道でした。
桜井識子さん著書『七福神めぐりのすごいひみつ』より
迫力ある仁王像
門のところには仁王像が置かれているのですが、こんなに恐ろしい顔の仁王さんは久しふり、というくらい迫力満点です。
桜井識子さん著書『七福神めぐりのすごいひみつ』より
大黒天は秘仏の可能性あり
- 神戸七福神の大黒天が祀られているのは本堂左手の毘沙門堂
- 他にも弁財天と毘沙門天が祀られている
扉のガラスの部分からのぞかせてもらいましたが、どこに大黒天がいるのかわかりませんでした。もしかしたら、秘仏かもしれません。正面に厨子があったように記憶しています。
桜井識子さん著書『七福神めぐりのすごいひみつ』より
祈りは奥の院「大師堂」で
大黒天に声が届かないので、「本尊聖如意輪観世音菩薩」「弘法大師 大願成就」と、左右の柱に示されていたお堂でお願いをしました。ここもガラスのついた扉なので中が見えにくいのですが、ご本尊ですから大丈夫です。声は届きます。
桜井識子さん著書『七福神めぐりのすごいひみつ』より
御朱印授与の際に振る舞われるしいたけ茶

- 御朱印授与の際にしいたけ茶が振る舞われる
- 参拝者への温かいもてなしが印象的
- しいたけ茶は購入可能
このお寺は、ご朱印をもらうところでお茶を出してくれました。私のすぐあとに2人、ご朱印をもらいに来たので、ご朱印をもらい終わった私はゆっくりとあたたかいお茶をいただきました。このお茶がお世辞抜きで、すごく美味しかったです!どうやらしいたけ茶のようなのです。
桜井識子さん著書『七福神めぐりのすごいひみつ』より
しいたけ茶、めっちゃ美味しかったです。購入しようと思う人は、女性が奥に行く前に声をかけたほうがいいと思います。
桜井識子さん著書『七福神めぐりのすごいひみつ』より
大龍寺へのアクセス拝観料について
| 所在地 | 〒650-0007 兵庫県神戸市中央区神戸港地方字再度山1-3 |
|---|---|
| 交通アクセス | 【公共交通】 JR三ノ宮駅→市バス森林植物園行きで20分、バス停:大龍寺山門前下車、徒歩すぐ(冬期はバス運休、4~11月の土・日曜、祝日のみ運行) 【車】有り/20台 阪神高速京橋出入口から県道30号経由8km20分 |
| 拝観時間 | 9:00〜17:00 |
| 問い合わせ先 | 078-341-3482 |
| 公式ホームページ | https://www.tairyuji.com/index.html |
大龍寺について綴られている桜井識子さんのブログ
KOBE(神戸)七福神めぐり ~兵庫県~
桜井識子さんが大龍寺を訪れた際、迫力ある仁王像に驚きつつ、新緑の参道を楽しみ、奥の院「大師堂」で願掛けをしたエピソードが綴られています。
詳しくは桜井識子さんのブログ『KOBE(神戸)七福神めぐり ~兵庫県~』をご覧ください
大龍寺について語られている桜井識子さんの著書
七福神めぐりのすごいひみつ
第7章の大龍寺(大黒天)の節では「由緒ある寺院の霊験譚」と「実際の参拝体験」が組み合わさり、歴史的背景と現代の魅力が両方伝わる構成で大龍寺の魅力が語られています。






