阿弥陀如来に包まれる浄瑠璃寺〜此岸から彼岸への祈りの道

浄瑠璃寺は京都府木津川市にある真言律宗の寺院で、九体の阿弥陀如来像を安置する本堂が特徴。東方浄土「浄瑠璃世界」に由来し、薬師如来と阿弥陀如来を東西に配した庭園は極楽世界を表現している。奈良時代に創建され、平安末期に現在の本堂が建立された。三重塔や庭園も含め、仏教美術と浄土信仰を伝える貴重な寺院です。
この記事では霊能者の祖母や審神者(さにわ)の祖父をもち、自らも「神様と話ができる」という桜井識子さんが発信されている情報も混じえて浄瑠璃寺のご紹介をしていきたいと思います。ぜひ参拝の参考にしてみてください!
参拝の順番にも意味がある!〜浄瑠璃寺オススメの参拝ルート〜

浄瑠璃寺の境内は、仏教の「浄土思想」をもとに設計されていて、現世(此岸)から来世(彼岸)へ向かう流れを表現しています。
- まず東側の三重塔へ行く ここには「薬師如来」が祀られていて、現世の苦しみや悩みを癒してくれる仏様。なので最初に「今の苦しみを取り除いてください」とお願いします。
- 三重塔の前で振り返る すると池の向こうに「阿弥陀如来」がいらっしゃる本堂が見えます。阿弥陀如来は、亡くなった人を極楽浄土へ迎えに来てくれる仏様です。「来世は極楽へ導いてください」と願うのがポイントです!
この順序は、現世の苦しみから救われて、来世で安らぎの世界へ向かうという流れを体験するためのものなのだとか。
高い波動に満ちた本堂

高い波動に満ちた本堂には九体の阿弥陀如来像が安置されており、荘厳な雰囲気。
仏像をじっと見つめることで、不安や悩みが自然と消え、心が穏やかになる体験ができる。
平安時代には、京都を中心に約30か所の九体阿弥陀堂が造られたといわれているが、今も残っているのは浄瑠璃寺だけ!
中央に中尊(メインの仏様)を置き、その両側に4体ずつ、合計9体の阿弥陀如来が並ぶ姿はとっても壮観。
この阿弥陀堂は、浄瑠璃寺の本堂として、国宝に指定されている。
その他
近くの岩船寺にも参拝し、セットで訪れるのがおすすめ。
浄瑠璃寺へのアクセス拝観料について
所在地 | 〒619-1135 京都府木津川市加茂町西小札場40 |
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交通アクセス | JR大和路線加茂駅 バス 22分 5km コミュニティバス・当尾線「浄瑠璃寺前」下車すぐ |
参拝時間 | 9:00~17:00(3月〜11月 ※本堂拝観受付は16:30まで) ※12月~2月は10:00~16:00、本堂拝観受付は15:30まで) |
拝観料 | ・大人(中学生以上)500円 ・学生団体:中学生・高校生団体(30名以上)300円 ・障害・療育手帳等提示で300円 |
問い合わせ先 | 0774-76-2390 |
木津川市観光協会ホームページ | https://www.0774.or.jp/148/ |
浄瑠璃寺
桜井識子さんは浄瑠璃寺を訪れた際、九体の阿弥陀如来像の前で心を落ち着ける体験を通じて、阿弥陀信仰の意味や死生観への理解を深めた。不安や悩みが仏像の前で自然と癒され、穏やかな心が成仏にもつながることを教えられたと語られています。
詳しくは桜井識子さんのブログ「浄瑠璃寺」をご覧ください。