前世から今世へ続く学び ― “過去世”との向き合い方」
この記事では、霊能者の祖母と審神者の祖父から霊的な感受性を受け継いだ桜井識子さんが、著書やブログを通して語られている過去世についての情報をまとめています。
過去世について書かれている桜井識子さんのブログ
中世ドイツでの人生
桜井識子さんは136回も生まれ変わった記憶の一部を持っておられ、特に中世ドイツで使用人として暮らした人生が印象深いと語られています。その時の高慢で未熟な態度や不倫関係が原因で苦しい結果となり、現世では同様の不倫によって自分自身が傷ついたことで、過去の行いが因果として返ってくることを痛感する内容です。
前世の記憶をもとに人生を振り返り、そこから「因果の仕組み」や魂の成熟を学ぶ姿がとても印象的な記事です。
江戸時代の人生
この記事は桜井識子さんが前世で経験した江戸時代の人生を振り返ったものです。弟の死をきっかけに絶望し人生を投げた武士としての記憶で、妻への裏切りや愛人との関係、病で孤独に死を迎えた悲しい最期が描かれています。その苦い経験から「ちゃんと生きること」の大切さ、人への裏切りが巡って自分に返ることの体験談となっています。
深い後悔を伴った前世の記憶が、今の生き方を見つめ直すヒントになっているというところが印象的です。「心を失うと人生も崩れる」と気づかせてくれる、魂の成長記録のようなエピソードです。
古代ギリシャでの人生
桜井識子さんが古代ギリシャで生きた前世の記憶に基づいた回想です。容姿へのコンプレックスから「愛されたい」という欲求が強まり、持っていた優れた知性を活かすことなく競技に打ち込みますが、満たされず孤独な死を迎えます。後年になって教師を目指すなど意志の変化もありましたが、「自分の価値を疑い、自信を持てない」という心の傷を抱えた人生だったと語られています。
「自分には価値がない」と思い込むことで、本来持っていた才能や可能性を見失ってしまう――そんな心の在り方が、人生に大きな影響を及ぼすことを静かに教えてくれるエピソードです。与えられた力を活かすことの尊さ、そしてその選択の重みが、印象的な場面とともに綴られています。
過去世のトラウマと検証
桜井識子さんのブログ「古代ギリシャでの人生」の記事の続きです。
長年理由もなく「自信が持てない自分」に苦しんできた桜井識子さんは、古代ギリシャの過去世の記憶がその原因であると気づき、2006年にギリシャのオリンピア遺跡を訪問。現地で深い既視感と魂レベルの癒しを体験し、過去の自分を解放。以降、自信のなさが消え、精神的にも楽になったと語っています。
目に見えないけれど確かに存在する「魂の傷」が、時を越えて癒される過程を語った温かく深いエピソードです。