石清水八幡宮の見どころ〜「やわたの八幡さん」の名で親しまれる国宝の神社〜
石清水八幡宮といえば「都の裏鬼門を守護する神社」といわれ絶大なパワーをもつ神社です。
源氏、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康・・日本を代表する武将がこぞって訪れました。
日本三大八幡宮のひとつとされています。また、国宝が数多くあることでも有名です。
この記事では霊能者の祖母や審神者(さにわ)の祖父をもち、自らも「神様と話ができる」という桜井識子さんが発信されている情報と共に、私自身が参拝した時のことも混えて石清水八幡宮のご紹介をしていきたいと思います。ぜひ参拝の参考にしてみてください!
石清水八幡宮参拝のおすすめポイント
桜井識子さんが著書やブログで紹介されてる石清水八幡宮を参拝する際のオススメポイントをまとめてみました。
石清水八幡宮のご利益
桜井識子さんによると石清水八幡宮の神様は宇佐神宮から来られている豪傑で武将のような神様。
参拝をすると気力が充実するそうです。
この神様のご利益は特に勝負運がお得意ですが、子孫繁栄も得意とのこと。
お宮参りなら物事に動じない肝の据わった落ち着いた子に育つよう神様に手伝ってもらえるそうです。
桜井識子さん著書に「私がこのことを昔から知っていたら、息子のお宮参りは遠くてもここまで来ていたと思います。」と書かれていたほど、男の子のお子さんのお宮参りにオススメの神社です。
桜井識子さんが石清水八幡宮で体験されたことや、鎮座されている神様の詳細は桜井識子さん著者『京都でひっそりスピリチュアル』をご覧下さい。
朱塗りの立派な本殿
石清水八幡宮の御本殿は、現存する中で最古・最大の八幡造
桜井識子さん曰く、石清水八幡宮の本殿は「見た目だけではなく見えない世界でのオーラがきらびやかで誇り高く華やか」なのだとか。
この場所で感じたワクワク感やウキウキするような状態は、合戦に向かう武士の気持ちなのだそうです。
本殿裏の摂社末社コーナー
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「この神社は本殿裏の摂社末社コーナーが特にいいです。とても明るくて元気になるエリアとなっています。」
桜井識子さん著書『京都でひっそりスピリチュアル』より
大掛かりな本殿の鬼門封じ
石清水八幡宮は古来より都の裏鬼門にあたる南西に鎮座し、鬼門(都の北東)にあたる比叡山延暦寺とともに都の守護、国家鎮護の社として篤い崇敬を受けてきた歴史があります。
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本殿裏側には石垣が急に斜めに切り取ったような形になっている箇所があります。
これは「鬼門封じ」のための建築技法で、日本古来よりおとぎ話によく登場する“牛の角を持ち、虎の毛皮を身にまとった鬼”が来るという丑寅(東北)の方角にあたるためこのような造りになっています。
石清水八幡宮へのアクセス拝観料について
所在地 | 〒614-8588 京都府八幡市八幡高坊30 |
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交通アクセス | ■電車 京阪電車:石清水八幡宮駅下車→参道ケーブル「八幡宮口駅」~「八幡宮山上駅」下車徒歩5分 山上へはケーブルカーを使わずに徒歩で行くことも出来ます。駅から歩いて行く場合は20~25分くらいで登ることができます(143m)。裏参道の方が傾斜がきついですが頂上までの距離は短いです。 ■バス 最寄りバス停「京阪八幡」下車 ケーブル「八幡宮口駅」~「八幡宮山上駅」下車徒歩5分 ■車(境内に一番近い山上の第三駐車場は無料です) 府道13号(京都守口線)御幸橋を渡り信号を直進 京阪電車の踏切を超えて右手の京阪電車「石清水八幡宮駅」ロータリーを通過 正面の当宮「一ノ鳥居」を過ぎてすぐ右側駐車場へ 参道ケーブルまたは徒歩にて男山山上へ(駐車場あり/終日9:00〜16:00 500円) *正月期間(1月1日~2月3日)と桜開花時期は料金変動あり |
参拝時間 (年末年始変動あり) | ■ 南総門開閉門時間:6:00~18:00 ■ ご祈祷:当日受付時間 9時〜16時(予約不要) ■ 授与所:9時〜16時 |
祈祷料金 | 5000円〜 詳しくは公式ホームページでご確認ください→祈祷料について |
問い合わせ先 | 075-981-3001 |
公式ホームページ | https://iwashimizu.or.jp |
※参道は結構急で、ゆっくり登らないと息が切れます。足に自信がない方はケーブルか山頂駐車場の利用をお勧めします。
石清水八幡宮周辺のみどころ
ここからは私が個人的にオススメしたい石清水八幡宮参拝のポイントになります。もし宜しければご覧ください(*ᴗˬᴗ)
アオバズクが来る大楠
毎年夏には、石清水八幡宮の大楠にアオバズクが巣作りにきます。
境内で流れる君が代
早朝に行くと君が代が流れます。8時半、境内に君が代が流れます。国宝の神社の中で聞く君が代は新鮮な感覚です。
橘(たちばな)
本殿前の庭には東西に1本ずつ橘が植えられています。
石清水八幡宮と橘の歴史は深く、貞観2(860)年の創建当時から植えられ、社紋にもなっています。
橘の実は、時を定めず常によい香りを放つことから不老長寿の霊薬とされ、宮中や将軍に献上した記録も残っているそうです。
橘は秋から冬にかけ直径3〜4センチの黄金色の小さな実をつけ、この実を使って毎年、香りの高い御神酒が作られ石清水八幡宮の授与所にて購入することができます。
授与所で売られている珍しい御神酒
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御神酒というと、一般的に「日本酒」のイメージがあるのですが、こちらの
お神酒は「橘(たちばな)」の実を使用したリキュールです。
微かに柑橘系の香りがします。すっきりとした甘さで、飲みやすいお酒です。
エジソン記念碑
神苑の奥には大きなエジソンの記念碑を見ることができます。(柵があるので近くには行けません。)
アメリカの偉大な発明家で実業家として知られるトーマス・アルバ・エジソンが成し遂げた白熱電球の実用化には、石清水八幡宮がある八幡の地が大きく関係しています。
明治11年(1878)、エジソンは白熱電球の実用化に取り組んでいましたが、当初の電球はフィラメントが切れやすいため点灯時間はまだ短く、長時間輝き続けるフィラメントを探し出すことが必要でした。金属から綿糸、さらにはあごひげまで、何千もの素材を試し、竹が最適であると発見しました。
助手たちは、京都を含め世界中を調査して竹の標本を集めました。そのなかで八幡の竹を使った白熱電球のフィラメントが約1200時間も点灯し、エジソンは「魔法の竹」と称賛したそうです。
石清水八幡宮では、この地にゆかりの深い発明王エジソンの遺徳を偲び、毎年2月11日にエジソン生誕祭、命日の10月18日前後にエジソン碑前祭が斎行されており、碑の前で両国の国旗が掲揚されます。
また石清水八幡宮ではエジソンの絵が描かれた絵馬を授与しており、勉強熱心なエジソンにあやかりたいとの願掛けにも使われています。
ジャンボ御神矢
石清水八幡宮では、毎年冬至から節分まで、ご本殿前に高さ7~8mの2本の大きな御神矢「ジャンボ御神矢」が飾られています。節分までに厄除け参りに伺えば、「ジャンボ御神矢」を拝むことができます。
石清水八幡宮では、新春の1月15日~19日が「厄除大祭期間」として昔から親しまれており、多くの参拝者が厄除け参りに訪れます。この期間中に厄除け祈祷を受けると、5日間限定の「厄除大祭札」を授与されることもあり、お正月並みに混雑します。
石清水八幡宮の厄除け参りでは、八幡大神様の霊力の象徴「八幡御神矢(はちまんごしんや)」を手に持ち、御祈祷を受けるのが古くからの習わしです。
御神矢は2種類あり、一般的な「八幡御神矢」と、厄年の人におすすめの「特別厄除御神矢」があります。(八幡御神矢がないとご祈祷が受けれないわけではありません)
八幡御神矢は厄除開運・必勝・家内安全・商売繁盛の「おふだ」として授与されます。
特別厄除御神矢は、八幡御神矢に「七色の組紐+金色の房=八徳」と「御旗」を付けた御神矢になっていので見た目も豪華なグレードアップ版としておすすめです。
八幡御神矢:初穂料3,000円
特別厄除御神矢:初穂料5,000円
築地塀
通称「信長塀」ともいわれる社殿を囲む土塀
石清水八幡宮を囲むこの土塀は織田信長が社殿を新しくしている時に寄進したといわれています。
瓦と土を幾重にも重ねて作られていて、鉄砲の銃撃や耐火性、耐久力に優れているのだそうです。
石清水八幡宮の他には愛知県の熱田神宮にのみ現存する大変珍しいものです。
最後に
今回の記事は桜井識子さんの著書『京都でひっそりスピリチュアル』に載っている石清水八幡宮の見どころをまとめてみました。
京都でひっそりスピリチュアル(文庫版)
石清水八幡宮について書かれている桜井識子さんのブログはこちらです⇒石清水八幡宮